独 BHS CorrugatedとSCREEN GP、段ボール業界向けの高速インライン型デジタル印刷ソリューションの開発で協力

BHS Corrugated Maschinen- und Anlagenbau GmbH(以下、BHS Corrugated)とSCREENグラフィックアンドプレシジョンソリューションズ(以下、SCREEN GP)は、段ボール箱製造のインライン型デジタル印刷ソリューションの開発に関する独占的なパートナーとして協力関係を構築しました。

世界の段ボール生産量は年率5%増加し、2020年までに2,600億平方メートルに達する※と見込まれています。小ロットの段ボールを迅速かつオンデマンドで製造することにはコスト面や環境面で大きな利点があり、専用のデジタル印刷システムの開発を推し進めている要因となっています。高速でインラインのインクジェット印刷工程は、こうした市場ニーズに応えることができます。

BHS Corrugatedのコルゲートインラインデジタル印刷ソリューションは、現在の市場にある他のデジタル印刷ソリューションとは異なり、リアルタイムでロールを印刷済みシートにする唯一の画期的なシステムであり、それは段ボール製造工程で印刷済みのシートをスタッカーに積むために不可欠なソリューションとなるシステムです。最大2.8m幅をシングルパスで印刷し、毎分300mまでの高速印刷が可能。水性インクを使用し、環境面にも配慮された仕様になっています。新たに設置されるBHS Corrugated製コルゲーターのオプションとして、あるいは既存設備のアップグレードとしても設置できます。コルゲーターにデジタル印刷をインライン接続することにより、短納期(迅速かつ柔軟な受注処理)と、TCO (Total Cost of Ownership)の削減という大きな二つのメリットがあります。

SCREEN GPは、BHS Corrugatedのコルゲートインラインデジタル印刷ソリューションに組み入れる新しい産業用インラインプリントエンジンを開発するために、SCREEN GP IJC Ltd.(以下、GPIJC)を設立。同社は、インクジェット、エンジニアリング、連帳搬送や製造における、両社のコアコンピタンスと知見を統合し、BHS Corrugatedのコルゲートインラインデジタル印刷ソリューションに組み込むインライン型の新しいプリントエンジンを開発。2018年にユーザーテストの開始を予定しています。

※ ICCA Corrugated Statistics調べ

■ BHS Corrugated 代表取締役会長 クリスチャン・エンゲルのコメント
SCREEN GPは、さまざまな市場に向けてデジタル印刷技術をリードしています。このたびの両社の協力関係により、段ボール業界は「デジタル時代」を迎えようとしています。私たちの準備が整えば、生産工場での印刷や各種工程、装置のレイアウトに革新をもたらすことになります。BHS Corrugatedは、コルゲート工程においてハイエンドで高速なソリューションの提供に注力しており、デジタル印刷されたライナー紙をインラインで統合することは、当社のお客さまに大きな利益をもたらすと確信しています。ベータ機は2019年の設置を予定しています。

■ BHS Corrugated Maschinen- und Anlagenbau GmbH(BHS Corrugated)について
コルゲーター市場で約50%のシェアをもつインラインコルゲーターのトップメーカー。2015年には3億7,300万ユーロの売上高を記録し、2016年度には4億5,000万ユーロを見込む。同社は、ドイツのウェイハーハンマーに本社を構え、全世界に約1,600人の従業員を持つ。コルゲートロール、個別の装置、コルゲーターの分野で開発、製造、メンテナンスから先進的なサービスまでの一貫した強みで顧客との長期的な協力関係を築き、将来のトレンドにマッチしたソリューションビジネスを展開している。

■ SCREEN GP 代表取締役 社長執行役員 馬場恒夫のコメント
私たちは、BHS Corrugated社と協力関係を築くことを大変嬉しく思います。当社のデジタル印刷技術とBHS Corrugated社の先進の技術を組み合わせることにより、段ボール業界に大きな革新をもたらしたいと考えています。

■ 株式会社SCREENグラフィックアンドプレシジョンソリューションズ(SCREEN GP)について
株式会社SCREENホールディングス(旧・大日本スクリーン製造株式会社)の主要なグループ会社のひとつで、印刷関連機器における世界のトップメーカー。長年培った画像処理技術とインクジェット技術で、大サイズやUVラベル、枚葉タイプ、連帳タイプ印刷機など幅広くラインアップされたインクジェットPOD製品「Truepress Jetシリーズ」やワークフロー製品「EQUIOS」のほか、RIPやCTP製品なども手掛けている。同社の子会社として今回の協業に関わるInca Digital Printers LTD.は、フラットベッドタイプのワイドフォーマットインクジェット印刷の先駆者として知られ、高い生産性を持つOnset UVプリンターを製造している。

本件に関するお問い合わせ先
BHS Corrugated: digital@bhs-corrugated.de
SCREEN GP: infor-m@screen-mt.com

URL: http://www.screen.co.jp/ga_dtp/news/mpcnl/gpn160601.html

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コメント

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  • コメント (1)

    • 亀井
    • 2016年 6月 02日

    SCREEN GPが発表した独 BHS Corrugatedとの、段ボール業界向けの高速インライン型
    デジタル印刷ソリューションについて、発表直後の馬場社長のお話を伺う事ができた。段ボールの製造工程において、インラインで印刷を行うこの方法こそが”段ボール印刷の王道”であろう。ただし段ボールの製造は生産性が命である。印刷、さらには検品を工程に持ち込むことで生産性が下がる事を、全体の最適化から正当化できるか?が勝負所であろう。HPは、いったん印刷したライナーを巻き取る事でこの問題を回避している。SCREEN GPの新しい挑戦に大いに期待しています。

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