印刷業界にとって、モバイルは革新の心臓部である!(WhatTheyThink?)

モバイルデバイスは顧客体験(カスタマーエクスペリエンス)を変化させ、企業が従業員、および顧客と結びつく(エンゲージメント)方法を再考させている。本文章にはCCG Marketing Solutions社とRethink CMYK社がいかにしてクロスメディア、及びモバイル技術を活かすことにより、急成長したのを説明する。


主なポイント:

  • 現代、モバイルデバイスは本格的なデジタルのアシスタントとなり、ビジネスを行う方法を変化させている。
  • 必要な従業員、技術、インフラストラクチャー、パートナー、モバイルアプリを開発し、導入できるようなプロセスに投資することにより、CCG Marketing Solutions社は印刷物購買者、およびマーケターに、“アマゾンのような”体験(エクスペリエンス)を作成できた。
  • Rethink CMYK社はClubline社(小売業)が、ビジネスを構築するためのロイヤルティプログラム、及び盛り上がった新規出店ができるように、複雑なマルティチャネルのキャンペーンを開発した。



イントロダクション

あなたのビジネスは、明日勝ち残るため、今日何をしなければならないか?現在の最も成長させる源泉は革新なのだ。印刷業界において勝ち残るためには、印刷会社が製品、およびサービスにさらなる革新を起こすべきである。それらは迅速に、そしてコスト効率良く行わなければならない。印刷会社の将来の革新のため、最も重要な技術のひとつはモバイルだ。

モバイルデバイスはカスタマー・エクスペリエンスを変化させ、企業に従業員、および顧客とのエンゲージする方法を再考させている。印刷会社はモバイルデバイスが革新するツールであるのみならず、自社の、そして顧客のビジネスの成功を推進する全体のシステムを構築できるツールであるのを理解することにより、大いに勝ち残る機会がある。現代、モバイルデバイスは本格的なデジタルアシスタントとなり、ビジネスを行う方法を変化させている。

現代、モバイルデバイスによって、インターネットから情報を得たり、セールス・ツールを手に入れたり、共同して働いたり、従業員はどこでも仕事する事が可能となった。モバイルは顧客をショッピング体験と結びつける主な経路であり、印刷物はモバイルと結びついて、ブランドとコミュニケーションしている。いくつかの非常にクリエイティブな印刷会社は革新的に自社のビジネスモデルを変えるため、モバイル技術を取り入れた。本文章には、CCG Marketing Solutions社とRethink CMYK社がいかにしてクロスメディア、及びモバイル技術を活かすことにより、急成長したのを説明する。


印刷物の購入に際してカスタマーエクスペリエンスを提供する

CCG Marketing Solutions社(ニュージャージー州のWest Caldwell市)は革新的でカスタマイズされた技術を原動力としたソリューションを利用することにより、フルフィルメント、及びダイレクトなコミュニケーションを世界のブランド企業に提供している。50年間にわたって、CCG社は、顧客のビジネスプロセスの最適化と自動化を通じて、運用コストの削減に特化している。 新しい技術を駆使してサプライチェーンの効率、可視化、市場へのスピードを最適にするCCG社は、データを利用するフルフィルメントとマーケティングプログラムの業界を革新している会社だ。必要な従業員、技術、インフラストラクチャー、パートナー、モバイルアプリを開発し、導入できるようなプロセスに投資することにより、CCG Marketing Colutions社は印刷物購買者、およびマーケターのため、“アマゾンのような”体験(エクスペリエンス)を作成できた。ほぼ全てのデバイスのブラウザからアクセスできるCCG社の印刷物発注用モバイル・アプリは印刷生産ワークフローに完全に統合されている。このアプリは企業や忙しい人間が、いつでもどこでもモバイルデバイスから必要なものが注文できるように設計されている。

CCG社の印刷物発注用モバイル・アプリ

現場の営業、マーケティング/ブランドのマネジャー、プロジェクト・マネジャー、その他の印刷物を発注される人がCCG社のTechsuiteアプリによって、PC、タブレット、スマートフォンから、印刷物(倉庫している物、あるいはプリントオンデマンド)を在庫管理システムにオーダーできるようになっている。直感的なカスタマーエクスペリエンスを与える事に加えて、このモバイルによるソリューションによって、廃棄削減、アウトプットセキュリティ、バージョン管理、時間短縮、コスト削減、リアルタイム分析、ドキュメント利用率に関する分析といったサプライチェーン管理上のメリットを顧客に提供できるようになった。


モバイルを活かすことにより、顧客のロイヤルティをもたらす

Rethink CMYK社(イギリスBarnsley市)はデータ収集、デジタルマーケティング、クリエイティブデザイン、可変データ印刷に特化している革新的な印刷クロスメディア・マーケティング会社である。該社は様々な顧客のため、インタラクティブなモバイル技術が組み込まれたクロスメディアのロイヤルティ・プログラムを構築した。Clubline Football社というイギリスの大手サッカー用品店はRethink CMYK社のクライアントの1つである。Clubline Football社は約185平方メートルの新規出店を開店するにあたって、認知を高め、訪問者の人数を予測したいと考えていた。Clubline社は既存データを活かすことにより、店舗から40キロメートル以内、4,000人の見込み客を直接にターゲットとし、開店イベントに誘導した。このイベントではClubline社の新しいロイヤルティ・プログラム開始した。それによって顧客にデジタル請求書、特別なモバイルでの特典、オファー、キャンペーンを初めて導入した。

この複雑なマルチチャネル・キャンペーンによって、Clubline社が注目を浴び、新規出店は盛り上がり、及びロイヤルティ・プログラムを開始する事ができるようになった。Rethink CMYK社は全てのプロモーションの印刷物に、スキャンするとパーソナライズされたホームページ(pURL)まで誘導するQRコードを記載する事により、受け取る人をモバイルと結びつけた。さらにClubline社向けにAppleとアンドロイドに適合したユーザーフレンドリーなモバイルアプリを作成した。アプリを登録すれば、顧客は、ロイヤルティの特典、特別なオファー、プロモーション、デジタル請求書にアクセス出来るようになった。ロイヤルティポイントは過去の購入に基づいて加点され、ディスカウント、及び割引クーポンと引き換える事ができた。そのクーポンとロイヤルティポイントのサマリーはその際に製作、印刷され、顧客に直接郵送された。

Clubline社のモバイル・アプリ

それぞれのロイヤルティ・カードはNFC(近距離無線通信)対応であったため、小売店データ収集のプラグインと通信ができ、チェックアウトの際に顧客の購入履歴と繋がることができた。そして既存のPOSからのリアルタイムの請求データを、Clubline社が提供している多くのデジタル、あるいは印刷のプロモーション、特典と紐付けて行く。結果として、リアルタイムでブランドとの結びつき(エンゲージメント)を形成した。

Clubline社とRethink CMYK社のキャンペーンは24.5%のクリックスルーレートを達成した。これは業界平均の3.4%と比較すると驚異的である。さらにWebのコンバージョンレートは業界平均が4.2%に対して、54.1%であった。Rethink CMYK社はClubline社の既存データをフリーンでき、リフェラル(紹介)キャンペーンによって新しいデータを追加できた。


革新は、印刷会社がモバイルファーストに考えることから始まる!

顧客は「モバイルファースト」を考え始めた。印刷会社はモバイルが顧客と結び付く(エンゲージ)する重要な要素であることを理解しつつ、インフラに投資しなければならない。2014年、初めてモバイルからの検索がデスクトップより多くなった転機の年であった。

Google社の「ミクロモメンツ:モバイルへの移行に勝利するガイド」によれば、最近の統計情報は下記の通り:

  • アメリカで最大の人口となったミレニアル世代は四六時中スマホを手放さない。
  • 82%のスマートフォン利用者は、ショッピングの前にスマートフォンで調べておくと述べた。
  • 90%のスマートフォン利用者は調査を始める際に、ブランドに対して中立である。
  • 51%のユーザーはモバイル技術によって、新しい会社、および商品を発見したことがある。

簡単にいうと、モバイルは今もこれからも現代のコミュニケーションの中心にある。印刷会社は現代の競争の激しい市場に存続、成長しようとすれば、新しい印刷とモバイルのサービスを提供する事により、革新すべきだ。あなたの会社と顧客の会社を成長させるため、モバイルアプリ開発ソフト、インフラ、スキルに適切な投資をする事を意味する。

 

 

  

whattheythinkmini
By Barb Pellow
Published 2016年10月20日
原文 http://whattheythink.com/articles/82767-mobile-heart-innovation-printing-industry/
翻訳協力 Scott Coffrin

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コメント

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  • コメント (1)

    • ono1954@mbox.kyoto-inet.or.jp
    • 2016年 11月 07日

    モバイルアプリ開発ソフトを作成して、インバウンド観光に寄与できるインフラ作りに寄与しようとしております。色々なコンシューマーとの接点を築くのに大変役立っている、是非、協業したいという処を望む

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